国産ヒノキというと昔から、高級材料というイメージで富裕層の家でよく使われてきました。日本の住宅の土台によく使われてきた材料で、腐りにくく、香りがよいため日本人に親しまれてきました。
近年では、外国産に押されて、手に入りにくくなりました。しかし、建築材料として、1000年以上の歴史があり、多くのお寺や建築物が今でも現存していて、丈夫である、長持ちするというメリットが広く周知されています。また、その香りは、癒し効果があり、日本人によく好まれます。精神安定や集中力向上の効果も期待されており、住む人のメリットもまた大きい。
外国産も使用される事が多いが、国産材のほうが日本の風土に合っている。との理由から近年では、価格面だけではない良さが見直されつつあります。とはいえ、土台だけに使用する場合と違い、総ヒノキの注文住宅となると、坪単価は大きく上がります。仕入によってコストが大きく変わってくるので、流通経路を確保した工務店やハウスメーカーで注文住宅を検討するとよいでしょう。
どうしても予算が合わない場合は、すべてをヒノキにするのではなく、目的に合わせて、柱や天井など部分的に使用し、自分に合った注文住宅を完成させるとよいでしょう。
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